空き家の解体に関する費用、自治体の補助金について知っておこう vol.1
こんにちはT.omorrowです。
空き家を放置してしまう理由のひとつとして、解体工事の費用や固定資産税の負担が大きくなることが挙げられます。
しかし、放置した空き家は次第に老朽化が進んで資産価値も低くなってしまいます。利用しないのであれば早めの売却を視野に入れ、解体して更地にするのも一つの手段です。
更地にすることで管理の負担がなくなり、中古住宅よりも土地を売却しやすくなるというメリットもあります。
空き家を解体する際には、自治体の補助金や助成金を受けられる場合があります。一定の条件や要件を満たした上で支給されるもので、
所有者の費用軽減のサポートや、地域の空き家対策推進を目的としています。
ここでは空き家の解体にかかる費用とともに、補助金や助成金について紹介します。
空き家解体にかかる費用は?
解体や取り壊しにかかる費用は、建物の状態や構造、立地条件や周辺状況、解体時期によって大きく左右されます。
例えば、建物周辺の道幅が狭くて重機が入れない場合の人件費、家財処分や植木、庭石の撤去の有無などによっても費用が変わります。
令和4年4月1日からアスベスト(石綿)の調査結果報告が義務付けられているため、
事前調査やアスベスト使用時の除去作業にかかる費用についても考えておく必要があります。
目安として木造30坪で100万円~150万円前後は想定しておく必要があり、
岡山県での解体費用の相場は約200万~300万円程度かかるとされています。
できるだけ費用を安くおさえたいなら、複数の業者に相見積もりをとっておきましょう。
工事内容の項目や費用を比べて、適性価格を把握することが大切です。
空き家の解体時に受けられる補助制度
空き家の解体に関する補助制度はいくつかの種類があり、自治体によって制度が異なります。
制度の呼び名や条件も自治体によって異なるため、空き家の所在地の市町村に直接問い合わせるかホームページで確認し、年度ごとの最新情報を調べておきましょう。
岡山県では、主な市町村で解体に関する補助金制度を設けています。
特定空き家や危険家屋の除却を促進する目的の助成制度では、工事に必要な金額の1/3から1/2の額で、上限50万円まで支給されます。(自治体や条件により異なる)
空き家のある自治体の補助制度を知っておけば、経済面での負担軽減に役立つかもしれません。
次回は岡山県内の主な自治体の補助制度と、空き家活用に関するさまざまな制度を紹介します。
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