空き家売却の流れを解説！ 6つのステップで売却を成功させよう

空き家は所有しているだけで固定資産税や管理の手間といった負担がかかり、土地の有効活用がされていない点では、国全体にとっても深刻な課題となっています。使わない空き家を早めに売ることは、経済的にも大きなメリットがあります。まずは信頼できる不動産会社を選ぶことが空き家売却の第一歩。今回は査定の依頼から引き渡しまでの、全体的な売却の流れを解説します。

大事なのは不動産会社選び。空き家によっては期間がかかる場合も

空き家の売却を決めたら、不動産会社を選んで査定を行います。空き家の状態によっては、売れるまでに予想以上の時間がかかることも。値段設定の見直しなども検討しつつ、1年以上長引く場合も想定した上で計画を立てておきましょう。

STEP1：不動産会社に査定を依頼

まずは不動産会社に査定を依頼し、所有する空き家がどのくらいの値段で売れるのかを知るために査定額を出してもらいます。できれば複数の不動産会社に査定を依頼して、売却価格を比べた上で最適な不動産会社を選ぶのがおすすめです。査定前は空き家の片付けや管理を忘れずに。家財整理、物件に関する書類や記録の準備なども行いましょう。

STEP2：不動産会社と契約を結ぶ

査定を依頼した不動産会社の中から依頼先を決めます。ここでは中古住宅の売却実績があり、所在地にネットワークを持つ会社を選ぶのがポイント。査定額だけではなく、実績や担当者の対応、売却方法の提案なども見極めた上で、信頼できる不動産会社と媒介契約を結びましょう。

媒介契約には複数の不動産会社に依頼できる「一般媒介契約」、自分で買主を見つけて直接取引が認められる「専任媒介契約」、制約があるぶん不動産会社のサポートが手厚い「専属専任媒介契約」があり、それぞれ特徴や条件が異なります。しっかり相談して自分に合った契約内容を選びましょう。

STEP3：売却の活動を開始

査定額を元に、不動産会社と空き家の売り出し価格を決めます。価格は空き家を売却する上で重要なポイントになるため、慎重に検討して価格を設定しましょう。不動産会社は物件情報確認システムへの登録や告知を行うなど、売却活動をスタートします。

STEP4：内覧など、購入希望者への対応

空き家の購入希望者が現れたら、不動産会社の担当者が内覧対応を行います。可能であれば売主も同席するのが一般的。空き家の第一印象を良くするためにも、内覧時は片付けや整理をきちんと済ませておくことが大切です。管理が行き届いた物件は購入者に好印象を与え、購入意欲を高めることにつながります。

STEP5：条件等を交渉の上、売買契約を行う

購入希望者と売却価格や引き渡しのタイミングを相談して、条件が合えば売買契約を結びます。値引き交渉の際には、許容できる値引きのラインや対応可能な引き渡しのスケジュールを調整し、できるだけ希望価格で売却できるように交渉を進めましょう。後々トラブルが発生しないためにも、物件の状態や契約内容はしっかり確認しておきましょう。

STEP6：引き渡し

売買契約の完了後は、引き渡し日までに契約手続きや書類の準備などを行います。空き家に残っている荷物や家財の撤去を行い、更地で引き渡す場合は建物の解体・撤去も必要です。契約書などの書面がそろい、買主からの料金が支払われたら鍵を渡して完了となります。売主は不動産会社に仲介手数料を支払います。

空き家をより高く売るためには、早めの計画と価値の見極めが大切

所有する空き家を少しでも早く高く売るためには、できるだけ早めに売却計画を立てて動くことが肝心です。空き家は個々の条件や建物の状態によって売り出すポイントが異なります。空き家の価値とタイミングをしっかり見極め、不動産のプロのアドバイスを参考にしながら売却を進めていきましょう。

T.omorrow では空き家の売却や中古物件の活用など、不動産に関するさまざまな相談を受け付けています。ぜひお気軽にお問い合わせください。